📪2. ビジョン・ミッション・バリュー

本章では、私たちDM2C Studioの目指すビジョン・ミッション・バリューについて記載します。私たちが提供するSMPのサービス群は、これらの基本思想に基づき設計され、その実現を目指しています。

ビジョン

DMMグループのブランドキャッチコピーである「なんでもやってるDMM」をベースにしつつ、web3への転換によって既存のビジネスも拡大させる意図を込めて、「なんでも増やせる×いつでも稼げる×だれでも楽しめる社会の実現」を、私たちDM2C Studioのビジョンとして定めています。

ビジョンを構成するキーワードには、それぞれ以下のような想いが込められています。

なんでも

「娯楽」や「」などのコンテンツ、「お金」や「トークン」などの金銭的価値、「人との繋がり」や「知識」などの非金銭的価値を含む、さまざまな概念を内包しています。

いつでも

web3が本来実現する「不変性」と「永続性」が、将来にわたって効能を発揮し続ける状態を目指します。

だれでも

希望する人がだれでも参入できる、オープンな経済圏の構築を目指します。人種・年齢・性別・地域・収入などの要因で参加者を限定することのない状態を理想とします。

増やせる

限られたパイを奪い合うのではなく、総量を増やしていけることを表現しています。特に、これまで国家や銀行が独占していた「貨幣の発行」が民主化され、お金の総量も増やせるのだという発想が、大きなパラダイム・シフト(価値観の転換)だと私たちは捉えています。

稼げる

先述している「永続性」の担保には、コンテンツ提供者であるクリエイター等に安定した収益源を提供することも重要な要素と捉えています。これは人々の働き方そのものを変える可能性を秘めています。

楽しめる

人々の欲求の変化や多様化に対応する新しいエンタメコンテンツを提供し続けます。

上記のキーワードは、3×3の組み合わせで任意の文章として成立し、さまざまな可能性を秘めたビジョンを表現しています。私たちはweb3によって人々の稼ぎ方・楽しみ方が変容する「だれもが主人公になれる社会」の実現を目指します。

ミッション

イントロダクションでも述べた「サステナビリティの実現」への挑戦は、DMMグループとしての使命感とも合致しており、web3ビジネスに挑むにあたっての普遍的なテーマとして捉えています。

ここでいう「サステナビリティ」とは、環境や経済への配慮を通じた社会全体の持続可能性といった一般的な意味に留まらず、独自の暗号資産を発行して持続的に経済圏を発展させていくモデルの確立や、社会の変化に対応した事業の多様化によるDMMグループ全体の事業継続性を含む、多義的な意味を込めた用語となっています。

現在のweb3業界では、運営者の事業実現力や事業継続力が不十分なためにサービスが短命に終わってしまうケースが散見されます。また、ボラティリティの高い暗号資産を用いた経済圏構築の難度は高く、多くのトークン発行体がそのコントロールに苦慮しています。

一方、私たちDMMグループには以下の実績が備わっています。

  • いくつもの事業を立ち上げその多くを現在も継続させ続けている事実

  • 既存事業による安定した収益基盤

  • グループ会社の暗号資産取引所を含む金融ビジネス事業の存在

これらの知見やアセットを最大限に活かすことで私たちは「サステナブルな事業の実現」を成し遂げられると信じ、このミッションの達成を目指して邁進していきます。

バリュー

私たちが社会に提供するバリュー(価値観)として、「デジタル空間で新たなエンタメを提供する」ことを掲げています。このバリューを構成するキーワードには、以下の想いが込められています。

デジタル空間

世界のトレンドとして、デジタル化の流れは不可逆です。ゆえに私たちの事業はこの流れにあわせた展開を行います。ただ、これはリアルワールドでの体験を軽視するものではなく、むしろその体験もデジタル技術を用いて強化することを志向しています。

新たな

人々の欲求の変化や多様化に対応する新しいエンタメコンテンツを提供し続けます。

エンタメ

エンターテイメントの語源は「間を(enter-)持つ(teneo)こと(-ment)、場を取り持つこと」です。これは、人々をもてなし、心地よい経験を提供するという本質的な役割を示しています。一般的にエンターテイメントは「娯楽」や「楽しみ」と同義語とされますが、私たちはその原義にさらに深く焦点を当て、ユーザーやクリエイターを単に楽しませるだけでなく、その心を支え、喜びを生み出す空間を創造することと定義します。

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