🚉Platform

SMP Platformの主な役割は、ユーザー体験・開発体験の向上のための機能群の提供です。SMP経済圏を拡大していくためには3rdパーティをはじめとする外部事業者及び多くのユーザーの参入が必須だと考えています。そのため、web3の技術やサービスを既に取り入れている事業者やユーザーだけでなく、恐らく大多数を占めるであろう、まだweb3に慣れ親しんでいない事業者やユーザーの経済圏への参画を容易にするための土台として、このプラットフォームを用意します。

Platformを提供する狙い

SMP経済圏が成長・拡大するためには、既存のWeb2技術をベースとした3rdパーティの参入や、web3やブロックチェーンに慣れ親しみのないユーザーが容易に参入できる環境が必要だと考えます。

3rdパーティ等の事業者向けには、次のような事業参入における障壁となる要素を解消する機能を提供します。

  • 各事業者が自前で用意する場合は負担が大きくなる機能

  • 同様に自前で用意すると非効率な機能

  • 他事業者、アプリケーションとのコラボレーションを促進する機能

これらによって、アプリケーションの新規参入を促すとともに、各アプリケーション間の有機的な結合を促進したいと考えています。

また、ユーザー向けには、web3サービスの利用開始にあたって障壁と感じやすい要素について、その不便さを解消する次のような機能を提供します。

  • ガス代無料でブロックチェーンサービスを利用可能

  • ウォレットについてもソーシャルログインで簡単に作成可能なウォレットの提供

web3という概念は新しく、未知なもので、中には忌避感を覚える方もいるかも知れません。SMPはだれもが簡単にweb3上で簡単に開発をして、だれもが安心安全にweb3上のサービスを使えるためのプラットフォーム機能を提供し、エコシステム全体の加速度的な成長を狙います。

Platformの開発方針と提供機能の詳細

SMP Platformでは、web3のトレンド変化に柔軟に対応し、アプリケーションのクオリティ向上サポートとユーザー体験の向上を目指します。

web3業界のトレンドを追いかけた上で、技術的な先端性と利用者にとってのユーザビリティを、自社開発と外部・プロトコルの双方を組み合わせて提供し、開発者・ユーザーともに魅力的な体験を提供します。

また技術面以外についても、国内外の規制等についての情報を収集した上での支援や、3rdパーティの開発時のレビュー支援を実施するなど、単なる技術提供にとどまらない包括的なサポートを提供します。

具体的な機能一覧は下記の通りです。

*計画段階の機能であり、開発内容は予告なく変更する可能性があります。

PF提供機能
提供価値(ユーザー向け)
提供価値(開発者向け)

ブロックチェーンノード

無料のガス代 高速なトランザクション

無料のガス代 高い可用性と信頼性

認証認可

ウォレット認証 OAuth認証(DMMアカウント含む)

各種言語対応のSDK 個人情報管理負担の軽減

ウォレット

秘密鍵管理が不要 外部ウォレットとの併用も可能

秘密鍵管理が不要 アプリ埋め込み型ウォレットの実現

ポータルサイト

利用中サービスや保有資産の一元管理 新たなサービスの発見

相互集客・コラボレーション促進 マーケティング支援

ポイント換金機能

サービス利用によるポイント獲得 ポイントと暗号資産の交換

サービス内ポイント機能の実現

NFTマーケットプレイス

NFT購入・出品 サービス横断企画への参加

NFT販売 API経由でのマーケットプレイス機能利用

分析基盤

データドリブンなサービス品質向上 セキュリティ向上

ダッシュボード作成・可視化 SDKによる指標追加

既存のPlatformとの違い

既存のプラットフォームは、規模の効率性を図り、サービスの品質を図ることで、安心して使える環境を提供しているものの、サービス内容が独占的になっているという課題が存在するとも指摘されています。少数の巨大プラットフォーム事業者が人々の生活を支えるインフラを提供することになると、一企業によるサービスの値上げや停止などの判断が、社会に大きな影響を与える可能性が高まります。また、人々の個人情報や行動履歴が、本人の意図しない形で利用・提供されるといったプライバシー上の懸念も発生しています。(Trusted Web推進協議会 内閣官房 - Trusted Web ホワイトペーパー Ver2.0 より)

Seamoon Protocolはweb3を基盤としたサービスであり、独占的なプラットフォーマーではなく、コンテンツ提供者やユーザー個々人の利便性を高め輝かせるようなサービスを提供したいと考えています。

web3は前述のコンポーザビリティの特徴が強く、既存のサービス同士の連携が容易にできる技術基盤となっています。SMP Platformは情報を独占したり、3rdパーティによる開発を阻害するのではなく、オープンイノベーションによる有機的な発展をしていくプラットフォームにしていきたいと考えています。そのため開発時に外製リソースを活用しコストの低い開発を行うことや、3rdパーティがSMP Platform上の追加機能開発を行うことも可能とするプラットフォームとしていくことを企図しています。

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